不完全でパーフェクト

魔女 BL二次創作とハロプロ

1. 100年経って地球が変わっても

ブログ

久々にブログ形式で文章を書く。すぐに飽きるかもしれないと躊躇したもののまとまった分量の文章を吐き出したい気分がおさまらず、もう書くしかないだろうと腹をくくった。一本書いて気が済んだら二度と更新しないかもしれない。それはそれでいいのだ。しょっぱなから長く続けようと決めたことほど長く続かなかったりするので。

思えば初めてブログを作ったのは高校生の頃で、二次創作個人サイトのコンテンツの一つだった。部活や大学受験のことを書いていたが大学進学後に二次創作をやめてしまい自動的にブログも更新しなくなった。

読んだ本や観た映画をまとめたブログを動かしていた時期もあり、ありがたいことにそこそこ読んでもらっていたのだが、おそらく半年か一年くらいでやめた。続かなかった理由ははっきりしている。制約やルールを作りすぎた。公式動画のリンクを貼ったり、自分なりに採点したり、最低でも何字は書こう……とノルマを課したり、一つ一つの手間は大したことないように見えるのだが全て面倒になった。自分はそんなマメな人間ではないと今なら分かる。

ブログ自体が苦手というわけではないのだが、私は何かを書きながら思考を整理するくせがあり(アウトプットは目的ではなく手段になりがち)、そんな人間にとってはツイッターの使い勝手があまりに良すぎる。ツイッター大好き。かたくなにツイッターと呼んでいる。

ただ最近のツイッター(X)の不安定さにはずっとハラハラしており、あまり依存しても良くないのでは……いつなくなっても良いようにしておかなければならないのでは……という漠然とした不安がここのところずっとあったのも確かだった。その下地が冒頭の「この辺りでまとまった分量の文章を」と考えるようになった要因の一つかもしれない。

「まとまった分量の文章を」の要因にはもう一つ心当たりがある。2020年に二次創作小説を書き始めかなりのペースで作品を仕上げてきたのだが、2023年下半期はその勢いがぴたっと止まってしまい、アウトプットに慣れきった心身にはそれがこたえているらしい。おそらくかなりストレス解消にもなっていたんだろう。同人誌には自分の私生活をそのまま書いているわけではないけど、自分がその時考えていたことがかなり立ち現れる(立ち現れざるをえない)し思考の整理にかなり役立つ側面もあって、小説をもりもり書いている時は思考する手段としての文章は必要ないらしい。逆に言えば小説が書けなくなると思考ができなくなるということ。

なぜ書けなくなったかというと、仕事がとにかく忙しかったのだがそれは事実であり建前で、最大の理由は嫉妬です。あまりにもレベルの違うBL二次創作小説を読んで気持ちがめちゃくちゃになってしまった。めちゃくちゃ、という言葉はずるいと思うがこの状態をどんな言葉にするべきなのかあまり真剣に考えないようにしている。作者の方は今や商業小説家として大活躍されているのでこの人に嫉妬など無駄だと分かっている、分かってはいるけど!とめちゃくちゃなまま書けない日々が続いている。人間らしくて愛おしいですね。そんなわけでこの秋、初めてイベント合わせの新刊を落とした。たくさん調べ物をしたり実際に足を運んだりしてずっとこの作品を書くことで頭がいっぱいだったのに。(ガッツでぺらぺらのコピー本を出したので自分を褒めまくりたい。しかも大変萌えた。自分の妄想はやはり良い)来春のイベントで出したいのでどうにか立て直す。実は1月末のイベントにも申し込んでおり当面はこちらにかかりきりになりそう。こんな状態で長編を書けるだろうか。

 

COMIC CITY SPARK 18

スパークのジャンルオンリーに参加して新刊を出した。前述の通りぺらぺらのコピー本。実はコピー本を出すのは初めてで、イベント2日前にヒイヒイ言いながらコンビニで印刷し、ダイソーで中綴じホチキスを購入(500円だった)し、当日開場直前まで綴じ込みをしていた。

備忘録的なスケジュール

11/15(水)朝 「無理じゃね!?」となり印刷所に締め切りをどうにかしてほしいと泣きの電話を入れる、断られるものの全力で応援される

同日夜 ネカフェで泣きながら執筆するも「あ、これ無理かも……」と絶望的な気持ちになりつつ帰宅

11/16(木)朝9時の締切に間に合わず新刊を落とす

同日昼 コピー本の原稿を始める 1200字書く

11/17(金)終日仕事で何もできない

11/18(土)4000字書く

11/19(日)2500字書く

11/20(月)3500字書く

11/21(火)1900字書く、出力調整、コンビニで印刷、SNSにサンプルをアップ

11/22(水)出張先で製本

11/23(木祝)イベント当日、朝追加で印刷して開場時間まで製本し続ける

新刊を落としたのがイベント一週間前で、そこから気合いで一本書いて製本までこぎつけたのは我ながらナイスガッツだった。仕事や出張の合間によく頑張った。

コピー本は思った以上に手間がかかる。「同人初心者はコピー本から始めようという風潮があるが、今は格安で小部数のオンデマ本を作れるので印刷所に全部まかせてしまうのが一番良い」とどこかで読んだことがある。まさにその通りだと実感した。

イベントは楽しい。好きな人に好きだと伝えられるし、楽しみにしていた新刊をご本人のスペースで入手できるし、既刊の感想を聞くことができる。自分のスペースに一人来てくださるたびに飛び上がるほど嬉しく、私もこのカップリング大好きなんです!と大声で伝えたくなる。

今回時間がなさすぎて差し入れや手紙を用意することができず心残りだった。次回こそは。

2023年は5回イベントに出た。さすがにきつかった。

 

ウズベキスタン


一人旅。初めての中央アジア。トラブルばかりだったが総じてとても良かった。私は自分の実行力や自由や可能性を確認するために旅をするらしい。そうして自分に対する安心や自信を手に入れている。逆にその作業がなければ自己愛を維持できないんだろう。

何かしら記録を残しておきたいが、忘れてしまってもそれはそれで構わないので残さないかも。

 

モーニング娘。'23

横浜アリーナで開催されたモーニング娘。’23 コンサートツアー秋 Neverending Shine Show SPECIAL のライブビューイングを映画館で観た。2daysの1日目で、安倍なつみをはじめとするOGが大集合するスペシャル公演。良かった……良すぎた……私はハロプロ楽曲の中でも『愛の園 ~Touch My Heart!〜』が大好きで、この曲をパフォーマンスする石川梨華辻希美田中れいな道重さゆみに熱いものが込み上げた。

 

国立競技場

サッカー好きのわりに現地観戦の機会はそれほど多くないのだが、11月はたまたま誘ってもらいルヴァン杯決勝とACLを観に行った。どちらも国立競技場。新しくなってから国立に行くのは初めてだった。観やすくて快適。

今年はスポーツをよく観に行く年だった。プロ野球は10〜15試合くらい。Jリーグbリーグも観に行ったし、ラグビーW杯のパブリックビューイングにも行った。11月はプロ野球アジアチャンピオンシップを2試合観た。こんなに色々観た年は初めてかもしれない。

現地観戦は楽しいが試合展開を把握しにくかったりリプレイが見たくなったりで、なんだかんだテレビで観るのが好きだと思った。身も蓋もない。

 

『首』

『首』良かった〜〜〜本当に良かった。西島秀俊明智、良すぎた。加瀬亮の暴れっぷりも最高だった。血まみれの饅頭で心を掴まれ(グロ耐性が高いわけではないので薄目だったが)、明智と村重にはあっそういう感じ!?と度肝を抜かれ、侍社会を嘲笑するビート秀吉たけしに笑わされながらも虚しくなり、とにかく目まぐるしく泥臭く豪華な作品だった。首も血も飛んでて最高だった。

最後まで虚しくてその虚しさが心地良かった。権力などというものを欲して男たちが首を懸けあう、これはロマンだとずっと正当化され続けてきたけどそんな馬鹿な話があるか〜い!とビートたけしが破天荒に主張していて良い。そんな馬鹿な話があるかい。そんな馬鹿な話のもとでビュンビュン飛んでいく首。良かった。

本能寺に向かう明智と、村重の一連のやりとりが好きすぎた。私は「裏切り」のあるカップリングがとにかく好きなので、じゃあ今までの彼らの言葉は……?と反芻してもう一度ぐっときた。

 

コミティア146

人生2回目(おそらく)のコミティア一般参加。好きなBL作家さんの新刊と、あとは会場をぶらぶらして目に入った本をいくつか買った。旅関連の本を見るのが好き。予算5000円のつもりが1万5000円くらい使ってしまった。

今年は文学フリマとJ庭にも行った。同人誌即売会に初めて行ったのが2021年春。それまで同人誌とはほぼ無縁の人生を送っていたのにこれほど頻繁に同人誌即売会に行くことになるとは思わなかった。

いつかコミティア文学フリマに出てみたい。来年の目標にするか?

 

推しの誕生日

20年来の二次元の推しの誕生日だった。外回りの合間をぬって彼の好物である明太子パスタを食べに行ったが、好きな人気パスタ屋が驚くほどの行列で泣く泣く諦め五右衛門に行った。私はフォークでパスタを食べるのがとても下手で人と食事に行く際もかたくなにイタリアンを避ける人間なので、箸で食べられる五右衛門が大好きだ。

パスタと一緒に推しのアクスタの写真を撮った。先日原画展の際に人生で初めて買ったアクスタである。ウズベキスタンにも連れて行った。私が彼を持ち歩いていることにも、彼の写真を撮ることにも慣れない。彼のアクスタを素早く取り出して一枚だけ撮ってすぐにしまい、何事もなかったかのように黙々と食べた。おいしかった。

39歳のお誕生日おめでとうございます。良い年にしてください。